2011年4月11日月曜日

シベリヤ抑留 体験

昭和20年 7月5日 満州 新京「現在長春」新京神社にて集合 多くの人達に
万歳の声に送られ新京駅を跡にする、現役兵としてソ満国境東寧老国山満州
574部隊入隊する、8月10日ソ連軍との戦闘の為老国山東方の山に配置す
る、14日 前方の部隊本部は善戦せしもソ連機械化戦車部隊に大損害を受け
撤退 東方山の我が284連隊2大隊機関銃隊は山の陣地より先方に揚がる.花火の様な戦闘を夜が明けるまで見ているだけで時間だけ過ぎていました、
山の上より見渡せは下の道路を見た事も無いソ連の機戒部隊の重戦車 6輪車
自動車 ジープ 其の装備の凄さに我が中隊は為すすべも無く後方に撤退しか
有りません、山中を敗走 昼間はソレン機の上よりの監視で行動は難しく敗戦の
苦しい道のりでした、8月21日コンシュン山中で停戦を知り 武器を処分せり
中隊は解散 自由行動となり 山中を長春目指して戦友5人と彷徨しました
突然激しい自働小銃の弾に囲まれソ連兵の筒が背中に横にぴたりと足はとまり
両手は上に上がっていました、ソ連兵の手が激しく体全体をはいまわりました
私は死を予感しました、ソ連兵のダバイ ダバイ前に行けと 背中の筒はピタリ
離れません足は動きません筒先は背中に喰い込みます。

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