2011年9月22日木曜日

終戦物語 戦艦大和の撃沈される極秘ニースを知る

 

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宮崎県    上谷川 敏

終戦。鹿児島県知覧特校基地  昭和19年1月鹿児島45連隊現役兵として入隊、隊は基地の警備の任につく。自分は暗号兵として訓練をうく。戦艦大和撃沈される極秘ニースを事前に知る、何か重苦しい雲漂う。八月15日広場に集まる我々に隊長より敗戦終戦の伝達あり、飛行場には計器をはずされた飛べない飛行機の残骸あるのみ、、飛び去りし特攻機の顔 顔 半信半疑、もとより決戦覚悟、一同悲嘆号泣、為すすべも無し。

数日後宮崎憲兵隊配属、臨時憲兵となる。市内神宮付近と思いますが、日本軍の武器回収が有り、戦車から大小様々、其の膨大な山と積まれた兵器に驚くばかり、其の警備に昼も夜も苦労した事が思い出されます。9月30日頃加久籐栗下に帰る事ができました。近所には大阪の部隊が多数おりました。後で枕崎に上陸した物凄い台風で、水漬りの大きな被害に遭い複旧に1年ぐらいかかりましたが、兵隊さんの手伝が大変たすかりました、過去ふりかえり今妻と無事平和に暮らす事のできる世の中に感謝しています。平成14年。その後 長く苦楽を供にすごされた奥様がお亡くなられました。ご冥福を心からお祈りいたします

引用元  「私の終戦』         (長谷 敏通著書)

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