2013年3月11日月曜日

桜島の噴火

大正三年桜島の噴火があったが、その時の模様を飯野史では次のよう
に記している。

大正三年一月12日午前10時20分桜島の爆発あり、一大音響と
共に振動甚だしく、数分にして清澄なる南方天の一角に当たり、
もうもうとして黒煙天に沖し、忽ち灰焔四天を覆い頻時にして降灰し
きりに至り、一面灰の天地と化し、加うるに地震しきりにして止まず
壮絶を極む、

ために鹿児島方面より避難するもの陸続たりしも、同方面旅客を一
時みやわせ、殆ど輸送中止の状態となりしも、爆発幾分沈静に帰す
るや慰問又視察として往復するもの多く、又貨物の輸送漸次旧態に
複するに至れり。


引用 えびの史史談会発行 史談史より 

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