軍佐賀県 吉野 正
北ボルネオ、ブルネイ市に駐留中、濠軍の来襲により、ボーホートに在りし
灘軍司令部の後方「ラグ」に移動す。山また山、ジャングル等40日、負傷兵の担送する「ラグ」移駐後、悪性マラリヤにて毎日の如く戦病死が絶え
ず。身体を養いながら食糧自給の農作業に従事した部隊指揮官である。
六歳征く この月を見て母待つや
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引用元 「昭和万葉俳句前集」 【高木 二郎発行】
私の父もボルエオの地で軍務に尽きました、椰子の大木の下で写真に
映る元気な父の姿をみるたびに当時の事を想い出します、内地に転属
になり、輸送船の指揮官として航行中船は魚雷を受けし沈みましたが
味方の船に救われ呉港に上陸したと話してくれました。戦後はいろんな
役職に就いて世の中に奉仕した尊敬する父でした。合掌
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