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蒙古 東京都 的場 武治
保定幹部候補生十三期「内地の予備仕官学校に相当」生、ソ連参戦によりきゅうきよ布定市をさり、八達嶺から蒙古の山中に入り、張家口から侵入するソ連軍遊撃の為谷あいに散開して陣地構築中、終戦となる。約40名「一区隊」本体から孤立し、状況の和からぬまま徹底抗戦、玉砕、自決、浮虜の覚悟あるいわ自重論など様々で、一日一日が深刻な対決を迫られていた。
音信「おと」絶えて方丈の土塁日章旗「はた」降す
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アンダマン諸島 東京都 梅澤 和記男
印度洋アンダマン諸島のポートデレアにて、独立混成部隊の一員として終戦日を迎う、北支よりの
本隊【楓部隊 】は南支那海において敵潜水艦により撃沈され、全滅と聞く。
空に書く 妻子への文遠銀河
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インドネシヤ・セラム島 群馬県 中澤 文次郎
濠北方方面参謀部通信調査隊隊員として、当時セラム島にありて、時に甘蔗作りなどせり、終戦前夜此の島玉砕との情報もいりて、我等死を決意せり、しかるにこの終戦報に接し、血涙とめどなし、往時既に茫々
。
椰子炎えて 涙の煮ゆる孤島かな
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引用元 「昭和万葉俳句前書集」 【高木 二朗発行】
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