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千島 神奈川県 青木 伸静
北千島列島最北端カムチャツカ半島に隣接する小島、旧名占守島、北方派遣軍防空部隊所属、陸軍兵長【18歳 】冬期は猛吹雪、夏は殆どガスに覆われはれる日は少なく、全て樹木は強風のため地を這う。平時、冬期は無人島であった。
腹切らんと 思いし十八の夏ありき
千島列島「占守島国端 末松 達
独立臼砲大隊附高級軍医、千島海峡を連日荷物満載して通過する米船の数々が詔勅一週間前から全く停止、詔勅後4日ほどしてソ連囚人部隊来襲交戦したが、軍命令により停戦、武装解除、捕虜生活となる、。米船通過停止と北海の特有なうねり、国端海岸へ打ち寄せた激しい白波の凄ましさが一時的にしろ、静かになったのが無気味であつた。
夏の暁囚人兵が 襲い来て
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引用元 「昭和万葉俳句前書集」 【高木 二郎
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