2011年6月16日木曜日

終戦物語 兵庫県

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姫路市 中村登様

8月15日、茨城県筑紫郡、振武特攻基地。筑紫山麓飛行場警備の為、陸軍衛生兵長として、東部第188部隊配属独立機関砲部隊の要員勤務。看護衛生に服務する。当時年齢25歳。敗戦の玉音放送を聴く、上空晴天敵機無し、心は暗く,炎天下の兵舎と裸の兵隊と戦争の空虚と命の安堵を痛感して、夏の夜の月明かりと、筑紫名物の蟇の声を深更まで聴いて、ねむれむ夜であった

   命抛つ一機の影や雲の峰
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奈良県 牧建様

橘部隊に所属し、茨城県河根村で,初年兵教育を民家に分宿しながら受けていた、終戦当日は、空襲警報発令中で、米艦載機が超低空で飛び、玉音放送をとぎれ とぎれで聴いた、そして本土決戦を誓い合って、銃を握りしめた。

   聞きにくき玉音へ 「気を付け」す

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 昭和万葉俳句前書集(発行者 高木二朗 発行所 マルホ株式会社)より引用

    敗戦の思いは 場所また其の状況でいろいろです。

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