2011年7月24日日曜日

終戦物語 乳がでないので子は唯細るばかり

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山口県   磯部 道子様

当日、北九州市小倉、空襲で即死した友の墓前でした。虫のしらせか19年の末、乳のみ子を抱き親子3人帰国【満州奉天より】。夫は即出征、兄も出征中、病身の父は頼りにならず。満州より送った荷物は届く筈もなし、文字どおり着のみ着のまま、口に入れる物が無く、乳が出ないので子はただ細るばかり、地を這いずるな毎日でした。

一合の山羊乳に 並ぶ炎天下


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埼玉県  末松  優様

昭和20年8月15日、猛暑快晴、九州佐賀県唐津市郊外の有浦村の山にかこまれた農村。玉音も跡切れ勝ち。海軍設営800名の特攻基地づくり兵一同襟を正して整然と拝聴。米軍上陸の噂たちまち広がり、村民蚊帳と鍋釜を持って山へ逃げる。海軍529設営主計長 海軍主計小尉

山間の蚊帳のテントに炊く煙り

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引用元  「昭和万葉俳句前書集」

終戦 前後はいろんなデマが飛びかい 其のあわてぶりがうかがい知る事が分かります、嘘のようなほんとの話です。

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